乳房の大きさと乳がん

乳房が大きいと乳がんになりやすい、逆に乳房が小さいと乳がんになりにくい、と思っている方がいるようですが、乳房の大きさと乳がんはほとんど関係ありません。

乳房の大きさは、脂肪の量でほとんど決まります。一方、乳がんは乳腺の部分にできることが多いのですが、乳房が大きさが2倍になったからといって乳腺の量が2倍になるわけではありません。

ですから、乳房が大きい方も小さい方も、乳がんになる可能性は、ほとんど同じになります。ただ、乳房の大きい人は脂肪が多く、その分しこりが発見しにくいということはあるかもしれません。

発見が遅れれば大きくなっていることがあるので、乳房が大きい方のほうが乳がんのリスクが高いという勘違いが起こっているのかもしれませんね。