しこりの感じ

一般的にしこりは、たいてい片方の乳房にできます。硬いことが多く、石のように硬い場合もあります。軟らかそうでも芯がある感じ(根があるような感じ)がします。

この指先に感じる硬さの度合いはがんのある深さに関係があります。皮膚の表面に近ければハッキリしこりを触れますが、深いところにあると何となくしこりがある気がするというだけの場合もあります。

また、境界が分かりづらくてギザギザした感じ(滑らかな円状ではない)のことが多いようです。皮膚の上から触った感触は、ポケットに消しゴムを入れて厚手の服の上から触った感じと表現されます。

初めて自分で触診をする方には分かりづらいかもしれませんね。それから痛みはないことのほうが多いようです。しかし、これらは一般論で触ったらクルクル動いたり、痛みがあったりとさまざまです。

長年携わっている医師でさえ、触っただけでは乳がんと診断することが難しい場合が多々あるようです。ですから、自分で触ってみただけで判断するのは危険と言えるでしょう。

自己検診はあくまでも自己検診に留めておき、詳しい検査は医師の診察をうけるようにしましょう。何となくしこりがあると思った場合は、すぐに検診の申し込みをしましょう。