硬がん
硬がんは乳がん全体の約40%を占めています。横に広がるよりも縦に広がりやすく転移を起こしやすい性質を持っています。乳がんの中では最もタチが悪いがんとされています。
縦に広がっていくということは、乳管から浸潤したがん細胞が早くリンパ節などに到達しやすくなり、転移が早くなります。
とはいっても、予後が良いとされる乳管腺管がんとは生存率で10年で15%らいしかかわりはありませんので、がんが硬がんタイプだと判明したからといって、必要以上に悲観的になることはありません。
大切なのは、乳がんの種類と進行に対応した治療方法なので、病名に関わらず対応が重要になっていきます。