ピンクリボン
ピンクリボンは、乳がんの早期発見、早期診断、早期治療の大切さを伝える世界規模のキャンペーンのシンボルマークです。
日本で行われているピンクリボン運動が活発になったのは、2000年10月に日本最大の乳がん患者支援団体の『あけぼの会』が東京タワーをピンク色にライトアップしたことがきっかけです。現在では運動の規模はドンドン大きくなってきていて、活動組織はたくさんあります。
欧米ではかなり前から、10月を『Breast Cancer Awareness Month』 乳がん月間としていろいろなイベントを通じてマスコミにアピールしています。
あけぼの会は1994年から毎年10月を『乳がん月間』に決めて、乳がん早期発見を促す運動を展開していて、2006年10月以降は、10月1日を「乳がん検診の日」と決めて、積極的に検診を受けるようアピールしているようです。
その活動の成果もあり、現在では自治体や各企業などが10月の乳がん月間に合わせて、いろいろなイベントやチャリティーなどを通じて自己検診の体験やマンモグラフィー検診を受けられる機会の提供をたくさん行っております。
乳がん男性よりも女性がなりやすいものですが、乳がんは見たり触れたりして自分で発見できる唯一のがんでもあるので、女性には身に付けて頂きたい知識、技術です。ピンクリボン運動というきっかけで自己検診を体験したり、マンモグラフィー検診を受ける方が増えていけばと思います。
最近はマンモグラフィー検診をするときの技師が女性の病院も増えていますので、以前よりも胸を出すことへの抵抗は少なくなっています。各病院に問い合わせをすれば教えて頂けると思いますので、男性に胸を出すことに抵抗がある方は、技師が女性なのかを確認して頂ければと思います。
ピンクリボン運動を通じて、乳がんの検診を受けることが当たり前になり、早期発見、早期治療がさらに進み乳がんの治癒率がさらに上がることを願っております。